冠詞 ... 英語と日本語
グループ3) 冠詞
冠詞とは
名詞の前に置いて一種の限定を加える語
日本語大辞典(講談社)より
冠詞(a, an)
冠詞(a, an)を伴う名詞
- 冠詞は『one』という意味です。
- 次にくる名詞は 【一つの数えることができる名詞(可算名詞)です】 という意味で冠詞を付けます。
- 所有、限定形容詞がある場合は冠詞を伴いません。
(注)形容詞の項を参照
(注)a,を使う名詞と an を使う名詞
冠詞 (the)
冠詞 (the) を伴う名詞
英語の冠詞で混乱するのがこの the です。
- 固有名詞に伴ったり
- 比較や限定に使うと思えば、人名や抽象、集合名詞に伴ったり
- 複数名詞にまで伴うことがあります。
冠詞 the は論理的に考えてこのモノ、コトは 特定なものですという意味です。
- 対象になる可算名詞のモノや、コト、出来事などが他にない場合
- 例えば ... the book, the Sun, the festival,
- 対象になる集合名詞のモノや、コトが他にない場合
- 例えば ... the Robinsons, the people,
- 対象になる抽象名詞のモノや、コトが他にない場合
- 例えば ... the best, the beauty,
などの場合に冠詞 the が伴います。
スポンサードリンク無冠詞の名詞
ハッキリと所有とか数量を限定している名詞は無冠詞です。
- 固有名詞
- 代名詞
- 限定、所有形容詞を伴う名詞
- 数を表すことばを伴う名詞
- 二個以上で存在する複数名詞(more than one)
- 一定のユニットとして数えることができない不可算名詞
など
- 固有名詞 は無冠詞です。
- the が伴う固有名詞は特別のモノという意味です。
- 代名詞は無冠詞です。
- 所有、限定形容詞が伴う名詞は無冠詞です。
- 数を表すことばを伴う名詞
- 二個以上で存在する名詞(more than one)は無冠詞です。
- .....(注)モノ,コトが二個以上ある場合
- ..... 冠詞の替わりに二個以上で存在しますという意味で 複数名詞になります。
- 一定の unit として存在しない不可算名詞は無冠詞です。
- ..... (注)不可算名詞が冠詞を伴う場合は特別な意味になります。
- .....例えば The paper, The water,
(注)所有、限定形容詞がある場合でも、そのモノ,コトが二個以上であれば 所有、限定形容詞と共に複数名詞となります。
(注)数えることのできる状態(unit のある形)にできる不可算名詞もあります。
- ふつう、不可算名詞 には複数名詞がありません。
- (注)不可算名詞 が複数名詞になる場合は特別な意味になります。
- (注)複数名詞のみの名詞もあります。
a, と an
a, と an の使い分け方
- a, an, を使い分けるには英語を発音してみましょう。
- 英語は sound word です。リズムがあります。
- 一塊のフレーズは息を切らずに発言しますが、a と an では微妙な(間)の違いがあります。
- そのためリズムを崩すことば、(母音を繰り返すことば)は避けます。
例えば
- apple .... を a apple (ア アップル)と発音した場合と
- an apple (アン アップル)と発音した場合の リズムを試してみればよくわかります。
(注) an の(n) は無声音です。
発音しないだけでスペースをなくしたわけではありません。
スポンサードリンク形容詞 ... 英語と日本語
名詞の性質や形状、状態を表す .. 形容詞
形容詞とは
- 形容詞とは活用のある自立語で用言の一種
- 物事の性質や状態を説明したり、人間の感情を表す。
日本語大辞典(講談社)より
形容詞とは
形容詞とは 名詞がどのような状態(形状、性質、感情など)で存在するかを説明することばです。
一個のunit として存在する可算名詞 には必ず
- 冠詞が伴なっているか、
- 限定、所有形容詞が伴なっているか、
- それとも複数名詞です。
形容詞の種類
- 所有形容詞
- ... my, your, his, her, our,(教育英語で代名詞の所有格)
- ... this, that, these, those, など
- 限定形容詞
- ... one, .all, .another, many, ..more, .much, .no, .only, .some, など
- 一般形容詞
- ... 量、範囲を説明する ・・・big, small, large,など
- 状態を説明する。・・・smart, dirty, old, young, など
- ... 色や形を説明する。・・・blue, green, round, square, など
- 感情を表す ・・・happy, sad, など
- その他・・・ reading, blueing, wooden, cooked, など
(注)限定形容詞とは名詞の数とか量とかを specify(限定)する形容詞です。
このサイトでは所有形容詞と区別します。
ed 形容詞
ed 形容詞 ... (動詞+ed)
日本英語で過去分詞とされている 動詞 + edは
- 動詞の過去形か
- ... した状態の、... された状態の、
という意味の形容詞です。
例えば
- I cooked dinner. の cooked は動詞の過去形
- You brought a cooked ham. の cooked は形容詞です。
ing 形容詞
ing 形容詞 ... (動詞+ing)
名詞に伴う 動詞 + ing は
- ... することができる、
- Do you have any reading material ?
- ... の状態に変化する
- This is a blueing agent.
という意味の形容詞です。
形容詞
.cold, .each .English, .left, .next,
..right, .that, .which, .enough, .fast,
.hard, .late, .long, any, bad,
beautiful, big, black, blue, busy,
clean, cool, dark, dear, different,
easy, every, famous, few, fine,
glad, good, great, green, half,
happy, high, hot, important, interesting,
kind, large, last, little, new,
nice, old, poor, popular, pretty,
ready, red, rich, sad, same,
short, sick, small, sorry, strong,
such, tall, useful, warm, white,
wonderful, wrong, yellow, young,など
副詞 ... 英語と日本語
副詞とは
- 副詞とは活用のない自立語
主に用言を修飾し、主語になることはない。- 状態の副詞、程度の副詞、陳述の副詞に分けられる。
- 「はっきり見える」「たいへん寒い」「けっして行かない」など。
日本語大辞典(講談社)より
文中の out law
副詞は文中の out law
- 副詞は時間の経過する状態、過程を表します。
- 副詞は抽象的な状態 (動作や意図、行為)を追加説明します。
- 五感 (眼、耳、鼻、舌、身体) で感じるものがどの程度、どのような状況、状態かを追加説明する。
- 副詞は文中の out law です。
- どの位置にきても文として成り立ちます。
- どの位置にくるかにより意味が異なって来ます。
5W 1H の When, Where, How, What degree が副詞です。
いつ、どこで、どのように、どの程度、などを説明することばです。
- When, Where, How
- how often(frequency)
- to what extent an action takes place.
- interrogate
- When, Where, How, Why,
- relative
- When, Where, Why
(注)5W 1H の What, Who (何が、何は、誰が、誰は、なにを) は名詞です。
時の経過を表す
- いつ(when) ..... tomorrow
- すぐに ... soon
- いつか ... sometimes
行動の過程
動作、行動の過程を説明する副詞
- どの程度 (what degree) ..... totally
- どのように(how) ..... beautifully
- どこへ、に向かって(where) ..... southwest
否定の副詞
否定に使う副詞
- never, barely, hardly, scarecely, rarely, など
- 動詞の後に位置して動詞を否定する。... not
- 文の前後に位置して動作、行為を否定する。
- 文脈により他のことばを省略して否定を強調する。
副詞
.back, .home, .today, .tomorrow, .all, .enough, .fast, .hard, .no, .only, again, ago, already, also, always, away, early, ever, far, here, how, just, never, not, now, quickly, really, slowly, sometimes, soon, still, sure, then, there, too, usually, when, where, why, yes, .well, など
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- 抽象的な発想 --- 原因と結果を表す
- 名詞を並べる --- ことばの使い分け --- 発言者の意図
- 格助詞 (1) --- 格助詞 (2)
文のしくみ
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