文のしくみ ... 日本語と英語
文のしくみ
- 日本文にしろ英文にしろ文とは規則正しく並べたことばです。
- ことば(文)は意思や考えを伝えたり、状況、状態を描写します。
- 書きことばは文字で表現します。(話しことばは会話で表現します)
- 子供が最初に習う書きことばは
日本語では『あ、い、う、え、お 』46文字であり、
英語では『A, B, C 』 26文字です。 - よく英語はたった 26文字で構成されているため日本語より 憶えるのは簡単であるといわれます。
- でもことばとしてのコンビネーションは日本語と同じように 表現できるモノやコトと同じ数だけあります。
例えば
- 『え、絵』にしても日本語では一文字ですが、
英語であれば『picture』と七文字です。 - 『やま』は二文字ですが漢字にすれば 『山』となり、 一文字です。
- 『mountain 』は八文字です。
- 日本語の山は『やま』から 『ヤマ、山』 と同じ語がひらがな、カタカナ、漢字と変化していきます。
- そのため同じ文字を三種の書き方で学ぶのでその点は英語より複雑です。
これらをある規則に従ってまとめたものがことば(文)です。
上手なことば(文)は
- 発言者の発言目的、意図を的確に表現し,
- 状況、感情、意思、思考などを正確に伝え、
- 相手の想像力を刺激したりします。
5W と 1H ... 英語と日本語
何がどうした (英文と日本文の 5W と 1H)
語順は異なりますが、日本語(文)にしろ英語(文)にしろ文章の書き方の基本は5Wと1Hです。
それにどうしたが加わります。
英文
英語では主語の「何が、何は」は
欧米の夫婦のようにたいていの場合、
動詞「どうした」と共に couple として行動します。
- Who
(主語)誰が、誰は - What
(主語)何が、何は - 英文の動詞 ... どうした, どうしている
主語と動詞の後にある程度のルールに従って
- what .. 何を
- When .. いつ
- Where .. どこで
- Why .. なぜ
- How .. どのようにして
などを追加していきます。
日本文
- Who ...(主語)誰が、誰は
- What ...(主語)何が、何は
に続いて、順不同で
- what......何を
- When .. いつ
- Where .. どこで
- Why .. なぜ
- How .. どのようにして
そして
最後に(動詞) ... 日本語の動詞 どうした、どうしている
日本語の平叙文、否定文、疑問文、命令文は動詞の語尾を変化させるだけです。
そのうえ日本語は多くの場合はっきりと人物や意図を断定することばを回避するため、最後になっても発言者の意図がわからない場合がよくあります。
KISS principle
英語には 「KISS principle」 ということばがあります。
これを日本語にすると
- (K)簡単に ................. keep
- (I)意味(意思、状態)を ... it
- (S)説明 ................... simple
- (S)しろ ................... sentence
となります。
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英語と日本語を 比較しながら英語のしくみを論理的に日本語で理解する
英語と日本語
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- 英語で考える (1) --- 英語で考える (2) --- 論理的な英語
- 抽象的な発想 --- 原因と結果を表す
- 名詞を並べる --- ことばの使い分け --- 発言者の意図
- 格助詞 (1) --- 格助詞 (2)
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