格助詞 (2) ... 英語と日本語
語順に含まれている格助詞
英文の語順は
- ~(は、が)~する(~を、~に)
- 主語(は、が) ... 動詞(...する) ... 説明語(...を、...に)
になっていてこの基本はよほどのことがない限り変わりません。
- I gave you this. を日本語にすると
- 私はあなたにこれをあげました。
- You gave me this. を日本語にすると
- あなたはわたしにこれをくれました。
上記の例文では
- gave は主語を
- I にするか
- "You" にするかにより
- 日本語に翻訳すると動詞 give は
- (あげた、くれた)という正反対の意味になります。
- 第三者をもってくると
(あげた、くれてやった)となります。
そこで英語の give gave
日本語の、あげた、の反語、
くれた、と同じような意味の英語を
OXFORD CANADIAN で探しましたが見つかりません。
receive ではと考えましたが、しっくりしません。
やはり英語の give, gave, は(主語の意思を表し)
主語を I にするか、You にするかよって、日本語の(あげた、くれた)
でなければならないのだナアと痛感しています。
日本語で悪く取ると(お前が勝手にくれたものだ)となり
主語を誰、なに、にするか,文脈はどうなっているのか、など
によって日本語の表現が変わってきます。
- I (わたしは、が) gave (あげた)
- I (わたしは、が) gave (あげた) you(あなたに) this(これを)
- You(あなたは、が) gave(くれた、)
- You(あなたは、が) gave(くれた) me(わたしに) this(これを)
- You (あなたは、が) gave(あげた、くれてやった)
- You (あなたは、が) gave(あげた、くれてやった) him(かれに) that(あれを)
あげる、くれる、( give, gave,) の反語として存在する英語は
とる、とった (take, took) です。
give, gave, take, took, は、主語の意思、意図を表しています。
この主語というのはあくまでも行動とか存在状況などの主です。
教育英語で定義されている無生物主語もあり
人とかものだけではありません。
単語だけでなく成句、慣用語句などが文脈上で占める位置についてもこのよう になります。
英語の単語は
英語を母語とするヒトの発想が日本人の発想とズレがあるため
- 動作の主を誰、何にするか、
- 単語や句の組み合わせ、
- 単語や句が文の上での占める位置、
- 文脈など
により日本語での翻訳表現が異なってきます。
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