ことばの使い分け ... 英語と日本語
条件によりことばを使い分ける日本語
日本語は意図が同じでも性、年齢、地位、状況、などにより ことばの使いかたを変えます。
そのため英文を翻訳する場合、同じ内容のものでも 条件が変われば日本語訳もその条件に合わせて変えなければ 日本語になりません。
そして、ことば同士のつりあいがあります。
例えば、普通の日本人であれば
- 「お前からいただいた」とか、
- 「あなたにくれてやった」など
とは言いません。
英語は育った環境などにより多少の差はありますが日本語ほど 条件により同じ意味のことばを使いわけることはしません。
一人称の主語を表現する
日本語
日本語で一人称の主語を表現する場合には
- 性、年齢、地位、話す相手、置かれている状況、等により表現が異なります。
- そのうえ、ひらがな、カタカナ、漢字に書き分けると 書いた人の性、年齢、地位などまで大体想像がつくようになっています。
英語
英語で一人称の主語を表現する場合には
- 現代英語では大統領から宿無しまで ( I )だけです。
- その上、前後の文章を読むまで( I ) という人物がどのような人物かまったく見当がつきません。
また、隠した感情とか、皮肉やジョークを理解することを
in between the lines を読む ... といいますが、
その一行だけを取り出せばいくつかの異なった解釈ができます。
皮肉やジョークの場合は
日本語と同じように掛け合っていて二通り 、三通りの解釈ができますが、発言者の意図がそのように働いているからです。
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